女子野球 第2回(8月5日)
女子野球チームを作ろう!〜地域とのつながりの中で

全国、国際大会の開催

 アテネ五輪が目前に迫ってきた。日本勢はサッカー、ホッケー、ソフトボール、バレーボールなど女子の注目度がいつにも増して高い。 さて野球はどうか。 現在、女子ソフトボールが男子の野球に代わる種目となっており、女子の種目にはない状態。 「将来の夢は、オリンピックで活躍すること」とはまだ言えない競技なのだ。

 女子野球での国際大会は、数カ国・地域が集まって開催。 7月18日に富山県魚津市で催された、第4回女子野球世界大会もその1つだ。 同大会は硬式で、米国、カナダ、オーストラリア、香港など8カ国・地域が参加。 日本が2連覇を飾った。 同大会の場合、日本の選手は、毎年末に公開セレクションを開催。 メンバー20人を選んでいる。 今大会のセレクションには硬式・軟式野球、ソフトボール選手ら全国から約150人が挑戦した。 このほか、女子野球では有志がチームを組み、別の国際大会に出場しているケースもある。

 国際大会の歴史がまだ浅い中、国内で、女子野球のすそ野を広げ、少しずつ加入チーム数が増えているのが、全日本女子軟式野球選手権大会(全日本女子軟式野球連盟、朝日新聞社主催)。 中学生から成人で構成する一般チームを対象に1990年に始まり、今年で15回目。 毎夏、東京都江戸川区の区球場をメーン会場に3日間、熱戦を繰り広げる。 今年は、アテネ五輪の開幕とほぼ同時期の8月14〜16日に開催。 15回大会を記念し、北海道から沖縄まで1都1道1府14県から48チームと、例年の32チームより5割多いチームが参加し、トーナメントで頂点を目指す。 2回目となる高校生の部も含め、総勢1000人以上が集まる一大イベントだ。 将来は、各都道府県代表での開催を目指していると見られる。

 全国大会への出場、勝利は多くのチームの目標。 一般の場合、全国大会への切符は、20チーム以上が所属する関東や10チーム余りある関西などチーム数の多いエリアでは、春・秋の各地域の大会で好成績を納めたチームに与えられる。 チーム数の少ない地域は春に予選を開いて出場チームを決定。 周辺に女子チームがない場合は、予選なしで出られるケースもある。

 昨夏の大会では、オール兵庫(兵庫県神戸市)が、5年ぶりに優勝。 愛和アドバンス(愛知県碧南市)の5連覇を阻止した。

 一般チームとは別に、大学では毎夏、富山県魚津市の桃山運動公園野球場をメーン会場に全国大学女子軟式野球大会(全国大学女子軟式野球連盟など主催)が開かれている。 今年は第18回で8月20日〜25日に開催。 関東、北陸、関西などから20〜30チームが集まり、トーナメント戦を繰り広げる。 ここ2年間は日本体育大学(東京)が優勝している。

 一般、大学それぞれの全国大会で優勝したチームは毎秋、東京で開かれる「ジャパンカップ」で激突。日本一を決める。1995年から始まり、これまでの戦績は一般が8勝、大学が1回勝。今年は10月3日に江戸川区球場で開かれる予定だ。 

Written By : 二井 理江, NII, Rie
上智大に在籍中、同大学の創設当初の女子軟式野球サークル(現在の体育会女子軟式野球部)に在籍。
中国新聞に就職し、山口県徳山市(現周南市)に赴任。赴任先の女子軟式野球チームで活動を続け、社会人全国大会に参加。広島に転勤後、広島でチーム広島レッズを立ち上げる。
広島レッズweb http://www7a.biglobe.ne.jp/~hiroshima_reds/