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1998 第2回世界女性スポーツ会議
ウィンドホーク行動要請


74カ国、400人に及ぶ代表者が、1998年5月19日から22日までの間、 ナミビアのウィンドホークで行われた第2回世界女性スポーツ会議に出席し、 女子及び女性が広義な意味においてスポーツに参加する平等な機会を拡大するため、 行動を起こすことを世界に呼びかけました。ここでの呼びかけは、女性問題に関して責任ある 多くの政府機関や組織間のさらなる協力と共同活動を求めるという、すべての代表者の 強い希望を反映しており、さらに、スポーツが女子及び女性の今後の発展において 果たすことのできる、または果たすべき、重要な役割について認識し、強調していました。

先の会議は、女子及び女性の発展に直接的にも間接的にも影響を与える現存の 国際的な手段、特に北京行動綱領や女性に対するすべての形の差別の廃絶についての 国連会議、などが横のつながりを持つことの必要性を認識していました。

先の会議は、1994年のブライトン宣言以来、女子と女性により、 そして女子と女性のために、達成された数々の成功を祝いました。

この行動への呼びかけは、国内及び国際スポーツ組織、政府、公的機関、 開発政府機関、学校、企業、教育・研究所、女性組織など、スポーツの運営、 発展、奨励に責任を持つ、または直接的に影響を与える人々、またはどんな形であれ、 スポーツにおける女子及び女性の就職、教育、マネジメント、訓練、発展または 保護に関わる人々にあてて発表されたものです。

ブライトン宣言の原則を再確認することに加え、先の会議の代表者は以下の 分野についての行動を促しました:

  1. ブライトン宣言の原則を実行に移すための活動計画を、 目的、目標とともに作成すること。

  2. 現在のスポーツの領域を超え、世界的な女性の平等運動にも 手を伸ばし、一方でスポーツと女性組織、もう一方で教育やユース組織、 保健、人権、就職、というような部門の代表者とのより緊密な連携をはかること。 他の部門がスポーツという手段を通じて目標を達成できるような、また同時に スポーツの目標にも一歩近づけるような戦略を考案すること。

  3. 女子および女性のスポーツへの参加が生み出すことのできる建設的 な貢献について、特に、社会、厚生、経済問題への貢献についての情報を収集し、 他と分かち合うこと。

  4. リーダーとして、また、決定権をもつ人間としての女性の能力をのばし、 女性がどんなレベルのスポーツにおいても重要で目に見える役割を果たすことを保証すること。 若い女性が自身に関わる政策やプログラムの作成に対して発言できるような仕組みを 作ることを保証すること。

  5. 「世界体育教育危機」を回避するために、質の高い体育教育プログラムを作り、 さらに強化し、若い女性にスポーツ技術を教えたり、スポーツを通じて得られる 他の利点を紹介する主要な手段とすること。さらに、学校をはじめ、コミュニティーに 根ざした活動を前進させる政策や仕組みを作ること。

  6. 女子及び女性のスポーツへの関わりを、より広く、深く、質高く描き、 きちんと報道するようにメディアに働きかけること。

  7. 女子及び女性が、どんなレベルにおいてもスポーツに参加できるような、 安全で支援的な環境を、すべての形の嫌がらせや虐待、暴力や搾取、性検査などを 排除する段階を踏むことによって整えること。

  8. 政策やプログラムが、すべての女子と女性のそれぞれの違いや多様性−例えば 人種、能力、年齢、宗教、性向、民族、言語、文化、または固有の人間としての地位など −をきちんと認めた上で機会を提供していること保証すること。

  9. ポーツの発展に寄与する政府の重要性を認識し、スポーツのあらゆる面において 男女平等が達成されているかどうか、ジェンダー・インパクト分析を通じ、監督しながら、 適当な法律および公共政策の立案、そして資金提供を政府に要請すること。

  10. ODA(政府開発援助)によるプログラムが、女子及び女性の発展のために 平等な機会を提供していることを保証し、発展のための目標達成にスポーツの 持つ可能性を認識すること。

  11. より多くの女性がスポーツの研究者となるよう、また、スポーツにおける 女性に関する重要な問題についての研究がより多く成されるよう奨励すること。

ウィンドホーク、ナミビアにて
1998年5月22日