「私のスポーツいきいきストーリー」AWARD

JWSのウェブサイトで募集していた「私のスポーツいきいきストーリー」の優秀賞発表が、2007年1月14日にJWS主催で開催した「女性スポーツサミット2007」の中で行なわれました。

審査により、3名の受賞者が選ばれました。それぞれの「私のスポーツいきいきストーリー」が紹介された後、受賞者がコメントし、それに対してゲストの井村 雅代氏、漆 紫穂子氏、間野 義之氏からアドバイスや激励のメッセージが送られました。
そして、受賞者にはゲストの井村氏、漆氏、間野氏から、それぞれ副賞が手渡されました。

 

「私のスポーツいきいきストーリー」
私は、中高一貫校でラクロスの指導をしていました。最初は「ラクロスって何?」という状態で、8人からのスタートでした。しかし苦節8年、部員は40人を超え、準優勝経験校にまで成長しました。
現在は指導を離れていますが、生徒が受験にも成功したことを聞き、文武両道をまっとうしていく子供たちのたくましさに、「負けていられないな」と気合を入れています。
社会人として働く今、正直くじけそうになることもあります。しかしこんな私の心の支えとなり、励ましてくれる大事な仲間たちと出会えたことを、いつまでも大切にしていきたいと思っています。
スポーツにはお金で買えない価値がある。どこかのCMみたいですが、本当にそう思います。
(A.Mさん・女性) 

井村氏からのメッセージ
「私が現役でやっていた頃は、シンクロってなあに?という状況で、いつもコンプレックスあった。だから、強くしたいと思った。競技スポーツだったら強くなって!そうすれば、周囲の目も変わり、こうして、たくさんの報道陣が来てくれて、記事になり、そして世の中の目も変わってくるもの。ぜひ頑張ってほしい」

水泳歴28年、未だにマスターズで継続中です。今シーズンのマスターズ大会では、リレー種目ですが、世界新記録を樹立しました。
2年ほど前からアウトリガーカヌーも始めたのですが、アウトリガーカヌーは、これまで続けてきた水泳競技とは相反した環境と特性があり、日々精進とチャレンジの連続です。日本国内に留まらず、海外にも出かけて、大会に参加しています。
今年で40歳を迎えるにあたり、スポーツ好きな皆さんの様々な活動を知ることによって、自分自身の刺激にして、そしてこれからもスポーツを継続していきたいと思っています。
(T.Mさん・女性)

井村氏からのメッセージ
「試合のときに自分を出し切れた充実感、その瞬間があるから、私は日々を頑張れるんだと思う。オリンピックのスリルは4年に1度だが、それにはまるとその快感が忘れられない。そしてもう1回!と思うようになる。チャンピオンスポーツというのは、試合のためなら何でもできるのではないだろうか。日々が楽しいからスポーツをするというのが楽しむスポーツだと思うけれど、私は日々が苦しくてもいい。長いスパンで考え、練習の先にある試合のときの充実感が楽しいと思ってやっている。競技スポーツはそういうものだと思う」

間野氏からのメッセージ
「周りの皆さんに聞くと、スポーツはしたいけどできない、というのが圧倒的に多い。しかし、漆先生のように忙しくてもスポーツをしている人もいるので、その人の中での優先順位が違うということだと思う。例えば、カラオケに行くより、スポーツの方が楽しいという提案をする仕組みが求められているのではないかと思う」

漆氏からのメッセージ
「スポーツの楽しさは人によって違うと思う。45歳ではじめたトライアスロンは、競技でやっているというつもりはないが、私は苦しくてもいいから、やっぱり試合で良い結果を出したいと思うタイプ。楽しんで悠々ゴールするくらいなら、倒れてもいいから、全力を出し切りたいと思う。自分を知り、自分らしい楽しさを見つけるのが大切なことなのだと思う。そして、私にとってもうひとつ大切なことは、その中で仲間を作ること。オリンピックに出ても、その後全くスポーツをしていない人が多いが、競技から生涯スポーツにうまく移れるような、声かけ、仲間作りが大切ではないかと思う」

中学時代はソフトボール部、高校時代はハンドボール部で高校総体と国体出場、大学時代は体育会テニス部で女子部主将を務めました。
こんなことを言うと、凄い人のように聞こえますが、全く、普通の運動神経の持ち主です。そんな私でも続けられたのは、当時の指導者の導きがとても大きかったからだと思います。特に思春期の女子に関しては、指導者の信念、世界観ぬきには語れない何かが、勝利に結びつくスポーツにはあると思います。現在、組織で働く上で、学生時代にスポーツをやっていてよかった、と思うことがとても多いです。
新聞記事等で拝見してきた井村先生の指導理念は、くじけそうになときには大きく励まされ、勇気づけられたことがたくさんありました。ちなみに娘は、品川女子学院バトン部に6年間在籍し、現在は大学応援指導部チアと、とても厳しい世界に身をおいています。私同様、普通の子供がここまで頑張れているのも、その思春期を明るい校風の品川女子学院で育てて頂き、丈夫な心身をつくっていただいたおかげと、心から感謝しております。
今日は、女性リーダーとして敬愛する井村先生と漆校長先生、お二方のお顔合わせを、楽しみにしています。
(S.Mさん・女性)

漆氏からのメッセージ
「スポーツをすることは、その人の人生に影響を与えると感じている。私は学校を経営する立場だが、高校時代のバスケット部の活動がそれを支えていると思う。仲間が自分の手足のように動き、チームが1つの人間のように動くという体験をしたことはとても大きな経験だった」

間野氏からのメッセージ
「高校までスポーツする機会はあるが、今の大学は体育の授業がないことも多い。大学体育の見直しが必要であり、文武両道の考え方をもう一度考えるべきではないだろうか。男女ともに、大学でスポーツを続ける環境が必要だと思う」

井村氏からのメッセージ
「とにかく練習に来なさい、来ないものはどうにもならないとコーチから言われていたので、その通りだと思い、休まずにプールに行っていた。シンクロをやっているとき、運動神経はほかの人よりなかったが、頑張ればきっとできると思っていて辞めることを知らなかった。辞めることを知らないということは、すごい才能だと思う。」